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シャープ・メビウスPC-GP2  クーリングファンのお掃除

ノートブックPCの分解はわからなかったので、今まで手をつけなかった。

このSHARP MEBIUS GP2は10年使っているので寿命でもいい。

それで勉強のつもりでバラシてみた。

案ずるより易しだった。

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14インチノート。

パソコンとして手ごろな大きさ。

CPUはCerelon1.5ギガ

HDDは80ギガ

昨年、電池を専門業者さんにリカバリーしてもらった。これはお勧めです!

その後すぐに、ファンが回らなくなり、熱暴走で電源が落ちるようになった。だいたい30分~40分で電源喪失です。

買い換えるか、修理専門に出すか考えていたが、だめもとでチャレンジ。

このPCより、はるかに性能が良いノートPCでも5万円ぐらいですから、、、。

120219p1

どこから手をつけて良いのかわからなかったから、ビスというビスをすべてはずしてしまった。それはシャープ・メビウスの構造がわからなかったからで、はずしたビスはメンテナンスにはほとんどが必要なかった。

結局、このPCは表から分解できました。

①メインスイッチがある横長のパーツ後ろにあるビス4本をはずすと、パーツが右にずれて本体とのフックが外れます。

写真で見ると斜めに置いたパーツです。

写真では上になるが、後ろにあるビスを4本はずします。

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すると、簡単に右にずれパーツが外れました。本体とケーブルでつながっています。

とても小さなコネクターで連結なので、指でつまめずラジオペンチではずした。

何か工具が必要でしょう。

②キーボードをとめている1本のネジが出てきます、それをはずすと、キーボードは簡単にガバッと外れます。コネクターは本体真ん中にあってハズシず らいが押さえを緩めると、そこに差し込んであるだけで力いらず。キーボード側のコードにはコネクターは付いていません。コードだけでエンドの接点がむき出 しです。

120218sa11_2キーボードは一体です。間違ってもキーの一つ一つをはずさないほうがいい。取り付けはけっこう大変。私はふと、、ひとつはずして懲りましたから、、、。

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キーボードと本体のコネクターで、差し込んで上のバー状のものを押さえるだけ。

こちらは、メインスイッチのパーツと連結する本体側コネクターです。

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③いよいよ、クーラーとファンをはずします。

120218sb1ファン一式が、見えている4本のビスで止まっている。

ファン一式がCPUの上にグリスを介して乗っかっているはず。

メビウスは小さなファンが2個付いていた。

120218sb2 ノートのパーツは小さいので指が入らないかもしれない。ラジオペンチとピンセットは必需品。

120218sb4 CPUとファン一式を止めているビスにはスプリングが付いている。

④CPUからファン一式をはがし、さらに汚れたファンそのもののメンテナンスです。

120218sb6

ファン本体をアルコールできれいに洗い、よく乾燥させファンの軸にCRCを一滴たらした。

終わってから知ったのだが、、、CRCはダメと書いてあった。

マシン油かグリスがよいそうで、ご自分で探してください。

CRCでもとりあえずは動いていますが、ごみが付着しやすく、詰まりやすいのかもしれません。

120218sb5 簡単にプレートからファン本体ははずせます。ファンは分解しませんでした。

軸受けを修理される完全主義者がいるそうです。

120218sb10卍のところでプレートに固定される。

これが壊れたら、交換しかない。

120218sb11シールをはがすと軸がでてきたので、そこにCRCを一滴。

⑤いよいよCPUのお出ましです。

120218sb12CPUの表面だが、汚いな~~~。

Cerelon1,5ギガという熱くなるので有名なCPUだそうです。10年ぐらい前のものだから無理はさせません。

ここにファン一式が密着して熱を逃がすようになっている。

CPUの表面が炭化しているようだ、、、。

アルコールで拭いたら、鏡面のようにピカピカになった。

120218sb13たぶん、グリスが焼け焦げて炭化していたので熱伝導が悪くなったのではないか。

そこに、CPU用グリース(私はヨドバシカメラで300円で購入 )を極薄く均等にぬり、ファン一式と密着させます。

グリースはシリコンなので、ときどきメンテナンスが必要らしい。

たぶん、、、2年~3年ごと。

グリースはほんの少し必要なだけなんで、1回使いきり用だと100円からあります。私は若干高級品の300円のものを使いました。シルバー(銀が入っている)でなくても可。

⑥ファン一式のフィンにごみが詰まっているので、それも細い綿棒で清掃します。普通サイズの綿棒じゃ隙間に入りませんので、極細を用意します。

綿棒で内部のごみを取り、全体はアルコールに浸して汚れをとった。

120218sb8 いかにも、ゴミでつまりやすそうだ。

埃っぽいところは厳禁ですね。

120218sb7洗ってきれいにした!

120218sb9CPUと接触するところが汚れている。

ここもアルコールで磨きます。

銅は熱伝導がよいので、ニョロとした足が付いている。ヒートシンクなのだろう。

120218sb3プレート部分をアルコールで洗ったら、、、ピカピカに鏡のようになった。

いかに汚れていたかということ。

熱伝導が悪く、ファンの回りも遅くなって、目詰まりとあいまって冷却不能になっていた。

それでPCは熱暴走して、電源が落ちていた。

理由は簡単ですね、ただ経年使用の結果ですので、定期的なメンテナンスはPCといえど、必要です。

車だって車検や一年点検があるように、PCも手入れしましょう。

120218sb15あの位置にはめ込みます。

写真ではCPUは汚れたまま。

120218sb16位置を合わせてみました。

実際はファンをセットしてから、本体に取り付けます。

120218sb14 ファンのコネクターが小さいのでやりにくい。100円ライターと大きさを比べています。

CPUとファン一式(冷却プレート)の間にグリースを塗り、分解した逆の手順で組み立てていきます。

120218sa9冷却の風はここしか排出されないから、埃が詰まったらPCは止まりやすくなります。

左サイドです。

後ろにもスリットが切ってあったけど、形だけで役立たずでしょう。

120218sa8 左右と中ほどにあるビス4本を最後に締め付けます。

もしかすると、中2本のビスははずさなくても良かったかもしれない。

表と裏です。

120218sa2_2表面から分解するとは気が付きませんでした。

裏側に多くあるビスをはずして、分解できるものだと思っていた。

シルバーがむらなのは、10年使い込んでいるので、塗装がはげつるつるに、、、。

120218sa1裏面からはHDD、メモリー、電池、などのメンテナンス。

120218sa3 バッテリー

120218sa4 HDDは2本のビスをはずすと、手前に引っ張り出せます。

ユニットになっているので交換は簡単そう!

HDはメーカーサービスで2回交換しています。その時は何も知らなかったからで、今だったらさっさと自分で交換ですね。

120218sa5 たぶんメモリーが入っている、、、。

10年前のノートですが、メモリーを当時の限界756メガまで積みました。

120218sa6 ここは何のメンテナンス用でしょうか?

下の小窓は、時計用バイオスの記憶用のボタン電池室。

120218sa13   無事に復活しました。

フォトショップの画像処理でも、他のソフトトはまったく問題なく、ネットでは動画がダメなくらい。ネットではフェイスブックが特に負荷が大きく遅い。

この時代のPCにはソーシャル・ネットワーキングは鬼門のようです。

でも、このPCは家で簡単なネットを見るだけなんでOK。そろそろ買い替えを考えていますが、ノートにするかタブレットにするか迷うところ。

PCを自分で組み立てできるくらい、詳しくなりつつある~~~

最後に綿棒の写真を

120218sb17 この細いほうでフィンの掃除をします。

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