eLaptopBattery.co.uk's Blog
Your Best Source for Laptop Batteries & AC/DC Adapters



非常時には太陽光でも蓄電できる?「ソーラーバッテリー充電器」

早いもので、東日本大震災からもう1年。あの後、計画停電もあって、都内でもショップの店頭から乾電池が一斉に姿を消したわけだが、個人の通信手段 の要ともいえる、携帯電話やスマートフォンのバッテリー切れの不安に、恐れおののいた方も多かろう。いくら大容量のポータブルバッテリーを持っているとは いっても、その中が空になったらおしまい。電気が来ない限り、再充電はできない。そこで誰もが思うのが、自然の力、特に太陽の光を使った、ソーラー充電だ ろう。今一度防災意識を高めねばと思う今日この頃、自分も「1つは持っていたほうがいいかしら」という思いから、「ソーラーバッテリー充電器」なるものを 購入してみた。

このバッテリーは、USBポートからの蓄電だけでなく、ソーラーパネルによる蓄電も可能というものだ。5インチクラスの大きなスマート フォンを連想させる薄型で、サイズは144×84×14mm、本体重量は185g。専用のポーチが付属しているので、バッグの隙間などに収納して携帯でき る。バッテリーの容量は3000mAhなので、充電する端末によっては2回程度フル充電が可能だろうか。

付属品としてau用、FOMA/ソフトバンク用、 miniUSB、microUSB、DS Lite用、DSi(LL)用、PSP用の7種類のコネクターがついているというのもうれしい配慮だ。しかも付属のケーブルが巻き取り式なので、携帯性も 抜群。セットにして持ち歩きやすいのはもちろんだが、自宅で友達のモバイル機器のバッテリー切れを救うという使いかたも可能なのだ。筆者はau端末は持っ ていないのだが、遊びにきた友達がauの端末で、しかもバッテリーギリギリで、というときに「充電できるよ~」といったら大変喜ばれた。

気になる充電だが、筆者の環境では、iPhone 4S、iPad 2、SH-01D、GALAXY Tab(SC-01C)の充電が可能なことを確認した。iPhoneやGALAXY Tab用のコネクターは付属していないので、別途用意する必要はあるが、所有する端末との相性に問題がなかったのは幸いである。サンワサプライダイレクト の注意書きには、「MEDIAS N-04C」「MEDIAS WP N-06C」「REGZA Phone T-01C」では使用できないなど、スマートフォンの機種によっては使用できない例もあるようなので、購入を検討されている方は、事前に確認することをお 勧めする。

さて、さらに気になるのは、本製品の最大のウリとも言える太陽光蓄電だ。説明によれば「太陽光による蓄電で最速約12時間、USBポート からの蓄電で約3~4時間で満充電」とある。実際、USBポートからの蓄電には全く問題なかった。問題は太陽光だ。開封直後から光に晒された本体は、蓄電 の開始を知らせる青いランプがピコピコと点灯し始めるため、イヤでも期待が高まってしまう。

そこで、一端完全に放電したあと、太陽光に晒してみて、どの程度蓄電できるか試してみた(実はこのテストを行ったのは真夏だ)。残念なが ら1日中太陽光に晒せる場所がないため、一番日の当たる場所に置いて、影に入らぬよう頻繁に移動してみたり、外に出してみたりと悪戦苦闘。しかし、12時 間ガッツリと太陽光に晒せるわけもなく、初日はゲージのレベルでいうと「1」にしかならず。翌日も日光にあててみたが、やはり「1」を超えることなかっ た。3日ほど頑張ってみたのだが、筆者の製品はついにレベル「1」を超えることはなく、諦めてしまった。購入者のコメントを拝見するに、2日かけてフル蓄 電できている方も見られるようなので、個体差なのだろうか。蓄電中も青いランプが点滅しつづけており、せっかくためても、ここですぐ消費されているのでは ないか……という疑問もよぎる。

結局、USBポートからの蓄電をメインにし、ソーラー充電機能は“もしかしたら蓄電できるかもしれない非常用”という位置づけになった。 今ではたまに残量をチェックして、備えに回している。別の5000mAhを超えるポータブルバッテリーと合わせれば、8000mAhは確保できていること になり、これはこれで安心だ。って、本来の安心材料とは違う気がするが……。何はさておき、これが活躍しない状態が続くことを願いたい。

バッテリー充電器

www.chargers.jp

 

Tags:

Comments are closed.